<台湾>の半導体関連企業団体 放射光施設『ナノテラス』を視察(仙台市)
17日から宮城県内を訪れている台湾の半導体関連企業の団体が、仙台市青葉区の放射光施設『ナノテラス』を視察した。
18日午前、東北大学・青葉山キャンパスにある『ナノテラス』を訪れたのは、台湾の半導体関連産業の業界団体のメンバー。
国際放射光イノベーション・スマート研究センターの高田昌樹教授らは、『ナノテラス』では物質の構造を分析する際のX線の光が他の放射光施設より安定していることや、企業のこれまでの活用事例などを説明した。
参加者からは、半導体の研究開発で利用する際にどのようなサポートを受けられるかや、費用などについて質問があったという。
台湾の半導体関連産業の団体・林 育業理事長
「中小企業は資金が十分ではない。プラットフォームを活用して台湾企業と(ナノテラスが)連携できればいい」
台湾の一行は、17日から宮城県内を訪れ、県と意見交換を行ったほか、東北大学の半導体研究に関わる施設などを視察した。