逮捕された2人容疑を否認 下条元県議の陣営関係者「選挙運動の報酬に金銭渡す約束」買収の疑い《長崎》
衆議院議員選挙で長崎1区に立候補し、落選した自民党の元県議 下条博文氏の陣営関係者2人が公職選挙法違反の疑いで逮捕された事件。
21日に2人の身柄が長崎地検に送られました。
捜査関係者によりますと、2人が逮捕前の任意の事情聴取で容疑を否認していたことがわかりました。
(小林勇大アナウンサー)
「白本容疑者を乗せたと思われる車両が長崎警察署を出てきました。車の中はカーテンで仕切られ、その表情を確認することができません」
21日午後、長崎地検に身柄が送られた長崎市油屋町の団体職員 白本浩衛容疑者 66歳と、長崎市茂里町の会社役員 内堀嘉之容疑者 61歳。
警察などによりますと2人は、衆議院議員選挙で先月上旬から中旬にかけて、複数の選挙運動員に対し選挙運動の報酬として金銭を渡す約束をした買収の疑いが持たれています。
2人は下条氏への投票の依頼を電話で行うアルバイトを時給1000円で募集していたとして20日に逮捕されていました。
また 実際に、金銭は支払われていないということです。
捜査関係者によりますと、逮捕前の任意の事情聴取で2人は容疑を否認していたということです。
警察は20日、陣営事務所など数か所の家宅捜索を行い、選挙に関係する資料やパソコンのデータなどを押収。
アルバイトの募集方法やどれだけの人が働いていたかなど、調べを進めています。