長崎くんちの熱気再び!児童が再現「諏訪っ子くんちフェスティバル」大人顔負けの演技に歓声《長崎》
子どもたちが力強い演技を披露です。
諏訪小学校の秋の一大行事「諏訪っ子くんちフェスティバル」が開かれました。
子どもたちの元気な掛け声が 校庭に響きます。
諏訪小学校の一大イベント「諏訪っ子くんちフェスティバル」。
トップバッターを務めたのは…
(掛け声)
「ヨッシリヨイサ!」
“ヨッシリヨイサ” の掛け声でおなじみ『鯨の潮吹き』です。
子どもたちへの演技を指導したのは、万屋町の古澤 健太郎さん。
指導歴は今年で “12年” となります。
去年の長崎くんちでは、根曳として力強い演技を披露した古澤さん。
6年生の次女・瑠々花さんも幼いころから先曳や囃子で出場してきましたが、この日は、“長采” の大役を立派に務めました。
(瑠々花さん)
「みんなが声を出せていたし,自分もたくさん本気を出せたから、いい諏訪っ子くんちになった」
6年生の瑠々花さんにとっては最後の諏訪っ子くんち。
古澤さんの目には、涙が…。
(古澤 健太郎さん)
「緊張しているような感じだったが,楽しくやれたならよかった。(瑠々花さんが)生まれた時から指導に来ている。成長過程とともに来ている。いい思い出になった」
くんちの閉幕から、ちょうど3週間。
今年、踊町として長崎の街を盛り上げた麹屋町のメンバーが見守る中、登場したのは『川船』です。
“4日間” という限られた時間の中で、長崎くんちの根曳たちが中心となって熱い指導を行ってきました。
子どもたちのスピード感のある、息のそろった演技に…
(根曳 大久保 健一さん)
「前に突っ込む迫力とか船回しも速くて、僕らよりも速くてすごく迫力があって教えた甲斐がった。ここからつながって、好きになってもらって長崎くんちが続いていくような文化の流れができればと思う」
(児童)
「(指導してくれて)ありがとうございました」
(長采 山本 泰弘さん)
「練習以上だった。俺たちもものすごく楽しめた。大変素晴らしいできだった。元気もらえた」
小学3年生から6年生のメンバーが稽古の成果を披露する諏訪っ子くんち。
異国情緒あふれる『南蛮船』は、銅座町の指導を受けました。
ほかにも人気の演し物『龍踊』など、堂々の演技で観客を沸かせました。
そしてトリを飾るのは、今年の長崎くんちで銀屋町が奉納した『鯱太鼓』。
青空の中、天高く 鯱が上がると、会場中に「モッテコーイ」の掛け声が。
(児童)
「モッテコーイ」
みんなからの “モッテコーイ” に応えて、力を振り絞り 渾身の演技を披露しました。
(保護者)
「かっこよかった。また活気が戻ってきたような感じがした」
(保護者)
「素敵だった。いい一日になった」
(保護者)
「3年生で初めて出たが、こけたりして目立っていた。なんとか最後まで頑張ってくれて感動した。午後から、仕事頑張れる」
大歓声の中、幕を閉じた今年の諏訪っ子くんち。
踊町や地域の思いを、来年につなげます。