忘れられない一日に! 皇帝役福山雅治 皇后役仲里依紗の凱旋 まちに響く大熱狂を総力取材《長崎》
17日に行われた長崎ランタンフェスティバル「皇帝パレード」特別版。
長崎のまちが熱狂と大歓声に包まれました。
長崎出身の2人のビッグスターの凱旋で忘れられない一日となりました。
皇帝パレード開始4時間前。
長崎市内で、警備や交通規制が始まり緊張感が漂いました。
(福岡から)
「仲里依紗さんを見るのを楽しみに来た。私は福山 雅治さん」
(福岡から)
「仲里依紗さんのピンクが大好きなので、派手にしようと思って。車で寝て、近くで朝ごはん食べて。席を取れなかったので、遠くからでもいいから見れたらいいと思って来た」
沿道では、お出迎えの準備も進みます。
(ホテルベルビュー長崎出島 増山綾華さん)
「私はきょう終日勤務。里依紗ちゃんファンなので私自身が。里依紗ちゃんをちらっと見れたらいい」
(スタッフ)
「ただいまより、開場いたします」
全国17万人の応募の中から、抽選で選ばれた2万6000万人のほかにも、国内外の観光客が沿道に駆けつけました。
皇帝役と皇后役が乗る輿を担ぐのは、長崎くんちの踊町で今年「鯱太鼓」を奉納する銀屋町の屈強な20人です。
(担ぎ手)
「頑張って担ぎます」
(担ぎ手)
「(くんち)本番も控えていますから、今年は。精いっぱい頑張ります」
そして午後1時半。「史跡・出島」から、観客が待ちわびたスターが姿を現しました。
長崎市出身の俳優・シンガーソングライターの福山雅治さん。
東彼杵町出身の俳優 仲里依紗さんです。
(皇帝役 福山雅治さん)
「帰ってきたばい!長崎」
(皇后役 仲 里依紗さん)
「帰ってきました~」
(神輿担ぎの掛け声)
「アーア、ヨーイヤサ」
そして総勢100人あまりの一団による、約1.3キロのパレードが盛大に始まりました。
通り道に面した創業53年の中華料理店「江戸びし」。
この日は、営業開始を3時間ほど遅らせました。
(店主の妻 中村喜代美さん)
「やっぱり福山さーんと声かける。もう本当に夢のよう」
長年の福山さんファンという喜代美さん、憧れが色あせることはありません。
家族そろって、今か今かと待ち構えます。
軒を連ねる山下帽子店にも、福山さんのファン10人が集まりました。
(山下帽子店 森治迪さん)
「ちょうどいい場所。みんな楽しみで待っているので、早く来てほしい」
福山さんの名曲を流しながら‟その時”を待ちます。
徐々に見えてきた華やかな隊列。
(店主の妻 中村喜代美さん)
「ドキドキ」
(江戸びし 中村芳隆代表)
「金色のあれじゃなか?」
(店主の妻 中村喜代美さん)
「福山さーん、 福山さーん」
(福山雅治さん)
「いい匂い」
憧れの人が、店自慢のちゃんぽんの香りをほめてくれました。
(店主の妻 中村喜代美さん)
「感動しました。うれしいです」
(取材班)
「目に涙も。ねぇ」
(店主の妻 中村喜代美さん)
「よかった。あぁうれしい」
(江戸びし 中村芳隆代表)
「本当ありがたい話。結婚してこんないい思いをさせたの初めてだから。嫁さんが喜んでくれたら一番いいです」
(歓声)
「ましゃ~、ましゃ~」
(山下帽子店 森治迪さん)
「みんな興奮していて。自分は見るのに精いっぱい。一生の思い出」
熊本の専門学校に通う松尾 希美さんは、仲さんが大好きな19歳です。
(熊本から 松尾希美さん)
「想像していたより(観客が)多くて、人気なんだなと思った。言葉出ない。うれしすぎて。気づいてもらえたらうれしいなと思って、(目立つ)これを着ていくしかないとこれに決めた」
最前列を確保し、準備は万端。パレードの隊列が徐々に近づいてきます。
(歓声)
「里依紗ちゃ~ん。おかえり、きゃーっ」
いよいよ、仲さんが・・・。
(歓声)
「うわぁ~」
(熊本から 松尾希美さん)
「めちゃめちゃかわいいんだけど」
(熊本から 松尾希美さん)
「こうハートをつくったら、返してくれた。めっちゃ嬉しかった。全然声が出なかった、緊張しすぎて。また来たいと思った」
道路半分は観客で埋め尽くされました。
(福山雅治さん)
「もっともっと盛り上がっていただいても構いません。どうぞ、力の限り声援を送っていただいて構いません。よろしくお願いいたします」
福山さんも皇帝役として、ふるさとに凱旋するのは初めて。
(福山雅治さん)
「あのね最初、ちょっとこれやばいかなと思ったんですが、慣れてきました。(引き続き)宜しくお願いします」
福山さんは記念に、銀屋町の担ぎ手にもカメラを向けていました。
一方、仲さんの神輿でもこんなやり取りが・・・。
(仲里依紗さん)
「みなさん、頑張ってください。本当にもうちょっと痩せてくればよかったかな」
(銀屋町 担ぎ手)
「軽かです。頑張ります」
気さくに声をかけられ、担ぎ手も奮起します。
(ファン)
「大きな声で叫んでいた。私の方を見てくれた」
(ファン)
「里依紗ちゃんに投げキッスしたら、返って来た。もうよかった」
高校生たちも、このパレードに演奏で華を添えました。
地域全体で、皇帝パレードを盛り上げた一日。
(活水高校 吹奏楽部 中村輝良莉部長(2年))
「たくさんの方が見に来られていて驚いたのと、変化した街並みや私たちの演奏をお届けできてよかった」
(銀屋町担ぎ手 澤村健太郎さん(53))
「福山さん、良い方で楽しかった。ましゃー、ましゃーという声が、自分のことのように思えて楽しかった」
(銀屋町ぎ手 中 良成さん(54))
「今年、うちもおくんちの踊り町なので、負けないようにおくんちを盛り上げようと思っている」
(地元の仲さんファン)
「里依紗ちゃんに元気をもらってて。(きょう)さらにいっぱいもらえて、また長崎で頑張ろうと思えた一日だった。忘れられない一日」
(地元の福山さんファン)
「小学校の頃からファンだったので、本当に夢のような一日。きょうのために仕事を頑張ってきた」
(地元の福山さんファン)
「大先輩。誇り。最高の一日だった」
「ましゃ素敵でした~」
(仲里依紗さん)
「皆さんのいい思い出に、これが記憶に刻まれたことがすごく私はうれしいです。
ほんとうにありがとうございました」
(福山雅治さん)
「たくさんの力で出来上がっているこのパレード。そういったものがあって、こういう平和な一日にパレードができたんだなということを非常に感慨深く思っております。今度は音楽で帰ってきますので、また長崎でお会いしましょう」
熱狂と大歓声。
地元が誇る2人のビッグスターの輝きで長崎の街がたくさんの笑顔に包まれました。