寄付者に感謝のおもてなし「ふるさと納税で波佐見町のファンに」その“しかけ”とは?《長崎》
まちを巡ると、特産品をプレゼント。
ふるさと納税で寄付した人への、新たなサービスが始まりました。
“まちのファン” を増やす取り組みです。
長崎県のほぼ中央に位置する「波佐見町」。
“焼き物” の産地として注目されています。
今、人気を集めているのが “ふるさと納税”。
県内の自治体のなかで2023年度、寄付額が18億4300万円あまりと2番目に高くなっています。
返礼品は波佐見焼のほか、棚田米や地酒など、約5000点を用意しています。
(スチームシップ 永田 亜理沙ディレクター)
「8割9割ほどが “波佐見焼” で構成されていて、ふるさと納税をして形に残るような返礼品を取り扱っているのが特徴」
2017年から波佐見町のふるさと納税の返礼品の企画やサイト運営などを担う「スチームシップ」。
これまで寄付した人、約8万人を対象に年1回送付する「まちの魅力紹介の冊子」に、去年 “ある仕掛け” を取り入れました。
(スチームシップ 永田 亜理沙ディレクター)
「波佐見町からの招待状というもので、実際にまちに持ってきてもらうと、加盟店でそれぞれおもてなしを受けられるような企画。3店舗までおもてなしを受けられるようになっている」
協力する加盟店は、約30店舗あります。
窯元『一誠陶器』が手がけるカフェで、店の人に招待状を見せると…。
(川上 ひとみ店長)
「こちらがプレゼントの波佐見焼にまつわるマグネットになります」
(藤田智子アナウンサー)
「コンプラ瓶をデザインした小さなマグネット。焼き物の町らしいかわいい演出ですね」
マグネットは、4種類から選べます。
日本の棚田100選に選ばれた鬼木棚田。
そのそばにある『原田製茶』では、自家製の玉緑茶と茶菓子をサービス。
景色を眺めながら、心身ともにくつろぐ時間を提供します。
(藤田智子アナウンサー)
「うまみが広がっておいしい」
(スチームシップ 永田 亜理沙ディレクター)
「お茶が育った場所で、お茶をいただけるのはすごく特別な体験」
(藤田智子アナウンサー)
「景色がとてもきれいで、ついつい長居してしまいそう」