明治時代の倉庫をリノベーション カフェ「バナナコーヒー」新たなにぎわいの拠点を目指す《長崎》
明治時代の “ある果物” の倉庫をリノベーションしたカフェです。
こだわりのつまった趣ある空間で、新鮮なフルーツや野菜を使ったメニューを提供します。
存在感のある木造の建物には「甘蕉倉庫」の看板が。
明治時代、当時の高級品だったバナナを貯蔵するための倉庫として建てられたそうです。
長崎市銅座町に今年5月オープンした「バナナコーヒー」。
(バナナコーヒー 原田 あゆみ店長)
「バナナ倉庫という看板があるので、バナナを使ったメニューを 今、いろいろ増やしている」
店は関西出身の原田 あゆみさんが、空き家になっていた建物をリノベーションしました。
インテリアや内装については一からのスタートでしたが、もともとあった柱や梁をいかし、落ち着いた空間を目指しました。
靴を脱いでくつろげる広々とした店内は、珍しいブラウンの琉球畳を採用。
明るすぎない照明は淡く、温かみがあります。
バナナもまだ熟していない本物をインテリアとして活用しています。
(バナナコーヒー 原田 あゆみ店長)
「ここに入ったときに、ちょっと薄暗いなというのはあったが、生まれ変わりそうだというのがあったので。この通り生まれ変わりました」
看板商品は店名を冠した「バナナコーヒースムージー」。
熟成後に冷凍したバナナと牛乳、エスプレッソをブレンダーにかけます。
氷や水は使わないため、濃厚な味わいです。
(冷川小粹アナウンサー)
「けっこうコーヒー感強めですね。ただ、バナナのまろやかさもあって とても飲みやすいです」
ほかにも、旬の県産野菜を中心に10種の焼き野菜をトッピングした「煮込みハンバーグセット(1400円)」など ランチメニューも提供。
手作りのソースは、野菜に合わせて甘めに味付けされています。
大切にされてきた建物を受け継ぎ、新たなにぎわいの拠点を目指すバナナコーヒー。
(バナナコーヒー 原田 あゆみ店長)
「 “野菜も摂れて、ゆっくりくつろげて癒やされる” がコンセプトですかね。畳の良さを生かしたいので、ゆっくり時間を使える場所にしたい」
今後は、さらにバナナを使ったメニューを開発し、カステラとのコラボレーションも検討しているということです。