“夢の街” がついに完成!長崎スタジアムシティ竣工式「スポーツによる地方創生のモデルに」《長崎》
プロジェクトの発表から6年あまり。工場だった場所に夢のスタジアムが完成しました。
長崎市幸町に来月開業する「長崎スタジアムシティ」の竣工式が行われました。
ピーススタジアムで行われた「長崎スタジアムシティ」の竣工式。
ジャパネットホールディングスや工事関係者など、約450人が出席し、今後の成功を祈願しました。
(ジャパネットホールディングス 髙田旭人社長)
「このプロジェクトは始まって6年ちょっと経つ。いよいよ完成を迎えた今、現時点で全く不満がない」
スタジアムシティの構想が明らかになったのは、2018年。前の年に、サッカーJ2 V・ファーレン長崎の親会社となったジャパネットホールディングスは、三菱重工幸町工場の跡地活用事業にサッカー専用スタジアムを建設する計画を提案し、土地を取得しました。
その後、コロナ禍によって収容規模の縮小や完成時期の遅れがありながらも、おととし建設をスタート。
2万人収容のサッカースタジアムを中心に、アリーナや商業施設、ホテル、オフィスが集まった “ひとつの街” が長崎市中心部に誕生しました。
(ジャパネットホールディングス 髙田旭人社長)
「スタジアムシティのこの場所で、こういうふうに話ができるのは感無量。このプロジェクトを発表した時に想像していた世界があるが、その時の想像を超えたものができた」
約1000億円を投資して進めてきた 大型プロジェクト。
民間が進める “スポーツによる地方創生のモデル” となることを目指すと意気込みます。
(ジャパネットホールディングス 髙田旭人社長)
「長崎を盛り上げたいと思っているが同時に、持続可能なものでないとビジネスとしては意味がない。例えば(スタジアムが)満員で皆さんが歓喜するのは一つの成功だが、それが継続していって長崎に人が常に溢れて、ビジネスとしてちゃんと収益を出していけるとなった時に、おそらくこのプロジェクトは成功といえる」
来月14日の開業を前に、この場所を新たな本拠地とする2つのクラブは初戦を迎えます。
スタジアムでは、来月6日にV・ファーレンのリーグ戦が、アリーナでは今月14日、B1・長崎ヴェルカのプレシーズンゲームが行われます。
(ジャパネットホールディングス 髙田旭人社長)
「近くでちょっとV・ファーレンを見てみようかなと思った人に、まず来てほしい。我々のグループ全員が全力で、選手も含めて来た方の期待を超えるものをつくることに注力する。行ったことないけど、ちょっと行ってみようかくらいの軽い気持ちでもいいので1回来てほしい」
スタジアムシティでは、現在、プロジェクトの関係者への感謝を込めたイベントが行われています。