「保育料と学校給食費の無償化」県町村会が一律対応求める　県に “29項目"の要望書提出《長崎》

県内8つの町で作る「県町村会」が、保育料や学校給食費の一律無償化などを求め、県に要望書を提出しました。

大石知事に要望書を提出したのは、佐々町や長与町など 県内8つの町で構成する「県町村会」です。

自然災害による農作物被害への支援や、離島振興対策の充実など、29項目を要望しました。

特に対応を求めたのが、0歳児から2歳児までの保育料と学校給食費の無償化です。

（県町村会長　古庄佐々町長）
「子育て支援を充実させることで、町村の財政負担が非常に大きくなっている」

県内21の市と町のうち、給食費と保育料の両方を完全無償化しているのは「東彼杵町」のみ。

保育料は「平戸市」と「小値賀町」が。

給食費は「諫早市」「雲仙市」「波佐見町」が、完全無償化としていますが、財源などの兼ね合いから、多くの自治体が対応は困難としています。

県は、政府への施策要望の中で「全国一律での実施」を求めていて、引き続き、国に働きかけていくとしています。