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“永瀬最強説”「素直にうれしい」柔道81キロ級2連覇 永瀬貴規選手が語るパリ五輪とこれから《長崎》

2024年8月21日 6:00
“永瀬最強説”「素直にうれしい」柔道81キロ級2連覇 永瀬貴規選手が語るパリ五輪とこれから《長崎》

パリオリンピックで、柔道 “81キロ級で2連覇” という偉業を成し遂げた永瀬 貴規選手。長崎市の出身です。

今の心境や、これからについて話を聞きました。

▼いざパリ五輪へ「自分の柔道を出し切ろう」「悔いのない大会にしたい」

(永瀬 貴規選手)
「帰国してからいろんな人に会ってお祝いのメッセージや連絡をもらって、本当に優勝したんだなという実感もわいてきた」

長崎市出身、柔道日本代表の永瀬 貴規選手 30歳。

連覇を成し遂げたパリオリンピックの閉幕から1週間。激闘を振り返ってくれました。

Q.近藤燦太記者
「どんな活躍をしたいと思ってこの大会に臨みましたか?」

(永瀬 貴規選手)
「2連覇を目指してこの大会に挑んだけれど、それと同じくらい “自分の柔道を出し切ろう” と思って、悔いない大会にしたい思いも同じくらい強かった」

2021年の東京大会で悲願の金メダルを獲得し、前回王者として臨んだパリ大会。

プレッシャーもある中で迎えた初戦の2回戦。

得意の内股から抑え込み、合わせ技一本。

続く3回戦も勝利し、準々決勝へ。

▼延長戦を制した準々決勝 「1つ ヤマかなと思った」

準々決勝の相手は東京大会の銅メダリスト、世界ランク1位のベルギー代表です。

(永瀬 貴規選手)
「3月の国際大会では敗退していた相手だったので、(準々決勝が)1つヤマかなと思った」

永瀬選手は積極的に技を繰り出しますが相手を崩しきれず、延長戦へ。

なおも足技で揺さぶり続け、一瞬の隙を狙います。そして…

最後は大外刈りで技あり。

この勝利で勢いに乗ると、準決勝は一本勝ち。

迎えた決勝戦の相手は、世界選手権3連覇を果たしたジョージア代表です。

永瀬選手は攻め続け、開始1分50秒「谷落とし」で技ありを奪うと、その後も優位に進め、一本。

「群雄割拠」の81キロ級。

「自分の柔道」を貫き通し、これまで誰も成し遂げられなかった「オリンピック連覇」を達成しました。

(試合直後の永瀬選手)
「オリンピックという舞台を2回勝ち抜くことができて、本当に幸せなことだと思う」

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