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V・長崎「一喜一憂せず突き放せるチームに」いわき戦勝利で 2020年9月以来の首位に!《長崎》

2024年6月27日 20:45
V・長崎「一喜一憂せず突き放せるチームに」いわき戦勝利で 2020年9月以来の首位に!《長崎》

サッカーJ2 V・ファーレン長崎の話題です。

ルヴァンカップの影響で延期となっていた、第19節のいわきFCとの一戦が26日、ホームで行われました。

J2は、上位3チームが勝ち点43で並んだことで、V・ファーレンはこの試合、引き分け以上で「単独首位」に浮上します。

前半をスコアレスで折り返し迎えた後半4分、マルコスのクロスを増山がスルー。

笠柳のダイレクトで狙いすましたシュートがネットを揺らします。自身、今シーズン2点目のゴールで先制。

さらに12分には、田中がディフェンスラインの裏にロングパス。

抜け出した加藤が落ち着いてゴールに流し込み、追加点を挙げます。

その後、相手に1点を返されるも39分、途中出場のフアンマが増山のクロスを頭であわせ、突き放します。

このまま2点のリードを守り切ったV・ファーレンが3対1で快勝。

リーグ戦2連勝で負けなし記録を19に更新し、今シーズン初めて単独の首位に浮上しました。

(笠柳 翼 選手)
「みんなが走って自分のスペースを空けてくれて、最後落ち着いて決められてよかった。細かいところを個人で積み上げていって、チームで勝ち点3を取れるようになって
いったら」

(下平 隆宏 監督)
「ここで一旦、(首位に)立てたのは非常に自信になる。ただ、まだまだリーグ戦は長いので、これに一喜一憂せず、逆に突き放せるチームになるようなところまで行きたい」

V・ファーレンは勝点を46とし、今シーズン初めて単独の首位に浮上しました。

首位に躍り出たのは2020年の9月以来です。

(青木雄大アナウンサー)
今シーズン、強いV・ファーレンを裏付けるデータを紹介します。

得点は、現在41でリーグトップタイ。失点は18で3番目に少なくなっています。

攻撃力が高く、守備が堅いことを示しています。

(佐藤肖嗣アナウンサー)
ただ、今シーズンのV・ファーレンは、数が多い少ないだけではないと思うんですが。

(青木アナ)
前の試合までのデータですが、1試合平均のシュート数がリーグの2位、枠内率が3位とどちらも上位です。

そして、ゴール―キーパーの原田選手のセーブ率は、74.2%で全体の6位。

ディフェンダーの田中選手は、シュートブロック数が5位タイです。2人はここまでフルタイム出場を続けています。

攻撃も守備も力と共に質が高いことが、好調につながっているとも言えそうです。

次節は中2日と厳しい日程で、移動も伴うアウェー戦です。

29日、現在11位の徳島ヴォルティスと戦います。