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3月に寒の戻りで例年通りの生育に 鳥取の特産”二十世紀梨” 交配作業が始まる 「大玉で糖度の高い梨を作るため花粉をたっぷりと」 鳥取県湯梨浜町

2024年4月10日 18:26
3月に寒の戻りで例年通りの生育に 鳥取の特産”二十世紀梨” 交配作業が始まる 「大玉で糖度の高い梨を作るため花粉をたっぷりと」 鳥取県湯梨浜町

鳥取の特産・二十世紀梨。鳥取県湯梨浜町では、花粉を花のめしべにつける交配作業が始まりました。

青空のもと咲いている、白い花。二十世紀梨です。鳥取県湯梨浜町にある唐﨑大義さんの梨園では、例年よりも早い4月5日ごろから開花し、交配作業が始まっています。唐﨑さんは和歌山県からIターンして梨の栽培に取り組んでいて、現在、就農7年目。今年は20アールの梨園で、3万6000個の収穫を目指しています。

唐﨑大義さん
「花粉をたっぷり付けないと大玉で糖度の高い梨にならないので、しっかり一個一個めしべが5本ありますので、それに乗るように」

今年は暖冬の影響で開花にばらつきが出ることも心配されましたが、3月に寒の戻りがあったことで例年通りの生育となっています。

唐﨑大義さん
「昨日すごく寒くて雨も降ったんですけど、おかげで湿り気もあって蜜も出てきたし、良い交配になるんじゃないかということで、これから好天が続くのでしっかり作業したいと思っています」

梨は、交配してから2週間ほどで小さな実をつけます。今後は、その中から形の良いものを残す「摘果」や、病害虫から梨を守るための「袋掛け」の作業を行う予定です。