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9月11日は「公衆電話の日」 災害時にも使える公衆電話の使い方とは? 大規模な災害時には無料で使用が可能になることも

2024年9月11日 17:42
9月11日は「公衆電話の日」 災害時にも使える公衆電話の使い方とは? 大規模な災害時には無料で使用が可能になることも

9月11日は「公衆電話」の日です。携帯電話が普及し、公衆電話を使う機会は少なくなりましたが、1900年の9月11日、日本で初めて公衆電話が設置されました。

「皆さんは最近公衆電話を利用しましたか?」街の人に聞いてみました。

街の人
「中学生の時に1回使ったぐらいで、そんなに使ったことないです」

「小学校の時に使ったことがあります」

「中学生の時に親を呼ぶときに使いました」

若者を中心に話を聞くと、何年も使っていないという人が目立ちました。さらに中にはこんな声もー。

街の人
「公衆電話は使ったことないです。よく見ていないので(ある場所も)わからない」

「使ったことはないです。お金入れて押すんですかね?使い方がわからないです」

NTT西日本によると現在、鳥取県には1366台、島根県には1156台あります。総務省によると10年前は全国に約18万台ありましたが2023年には11万台と4割減っています。スマートフォンなど携帯電話の普及で今では使わない人も多いかもしれませんが、その使い方はいたってシンプル。

町田朱理 防災士
「受話器を取って10円玉またはテレフォンカードをいれます。そして、電話番号を入れるとかけることができます」

さらに実は災害が起きた時など携帯電話がつながりにくくなるといった非常時には、無料で電話をかけられる機能もあります。実際に東日本大震災が起きた時には、携帯電話がつながらず、避難所などでは特設の公衆電話が設置されていました。

街の人
「災害などでそうなった(携帯電話が使えない)ときは使うと思います」

改めて、災害時の公衆電話の利用方法についてー。公衆電話はNTTの通信局から電話回線を使って電源供給されているため、停電した際も使うことができます。ただ、テレホンカードは使えず10円、100円のみ使用可能です。また、災害用伝言ダイヤル(171)はいつでも無料で使用することができます。

そして、災害救助法の適用が想定されるような大規模災害が発生した場合、公衆電話から発信する際の通話が無料となることがあります。

いざというときのために、今のうちから公衆電話の場所を確認することや使い方が不慣れな子どもたちには、実際に使いながら学んでもらえるといいでしょう。