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数百億円規模の事業費が必要… “地域の実情を踏まえた開催のあり方を早急に議論すべき” 鳥取県の平井知事が「国民スポーツ大会」の在り方について言及 鳥取県

2024年4月11日 17:54
数百億円規模の事業費が必要… “地域の実情を踏まえた開催のあり方を早急に議論すべき” 鳥取県の平井知事が「国民スポーツ大会」の在り方について言及 鳥取県

現在は「国民スポーツ大会」と名称を改めた国体。4月8日、宮城県の村井知事が開催見直しについて発言したことを受け、鳥取県の平井知事は「地域の実情を踏まえた開催のあり方を早急に議論すべき」と考えを示しました。

年に一度、都道府県が持ち回りで開催している国民スポーツ大会、かつての国体を巡って宮城県の村井知事はー。

宮城県 村井嘉浩 知事
「やり方はいくらでもあると思うんですよ。今と同じやり方を3巡目もやるということについて、それが良いかどうかということを1回ここで立ち止まってよく考える必要がある」

宮城県の村井知事がこのように発言し、議論を呼んでいました。これを受けて4月11日の定例記者会見で鳥取県の平井知事はー。

鳥取県 平井伸治 知事
「国民スポーツ大会を3巡目で廃止するかどうかはともかく、現状のまま続けることは地方側としては共通認識として検討してもらいたい」

国民スポーツ大会は現在、2巡目を迎えていて、鳥取県では2033年に48年ぶりの開催を控えています。そうした中で平井知事は、施設の整備などで数百億円規模の事業費が必要になるなど財政負担が大きいことをあげ、地域の実情を踏まえた開催のあり方を早急に議論すべきとの考えを示しました。

全国知事会ではアンケートを行い、主催する日本スポーツ協会などともに今後、検討していきたいとしています。