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倉吉すいかの出荷式 高性能の機械導入でよりおいしく 鳥取県倉吉市

2024年6月5日 18:01
倉吉すいかの出荷式 高性能の機械導入でよりおいしく 鳥取県倉吉市

「乾杯」ではなく、スイカを「がぶり」と食べて始まった倉吉すいかの出荷式。鳥取県倉吉市の倉吉西瓜選果場で式が行われ、JA関係者や倉吉市長などが出席しました。

大玉で、歯触りの良いシャリ感がある倉吉すいか。3月は気温が低く、花がつきづらいなど生育が心配されましたが、おおむね良い状態に育ったということです。今年の平均糖度は内側が12.1度、外側が12.2度と例年よりも高い数値を記録しました。

大坪千成 記者
「今年新しくなった、この機械。 スイカの空洞や熟れ具合など、中身が高い精度で判定され、出荷されていきます」

次々とレーンを流れるスイカ。6月5日は1万6000玉が持ち込まれ、今年から新しくなった機械でスイカの糖度や大きさを判定しました。表面をチェックするカメラや中身を確認するセンサー、空洞の有無を判定する機器が高性能になったといいます。この機械の導入により均一で、精密な判定ができ、より質の高いスイカを出荷できるということです。

倉吉西瓜生産部会 宮坂 真生さん 生産部長
「今年度のスイカはですね、真ん中だけじゃなくて皮ぎわまでおいしく食べていただけるスイカとなっていますので、よろしくお願いします」

倉吉すいかは、7月20日ごろまでに約5563トンを全国に出荷する予定で、14億円の売り上げを目指しています。