「本当に何もない、平穏な1年になりますようにというのが私どもの願いです」 消防組織による出初式 消防団員651人が参加し決意を新たに 鳥取県鳥取市
1月12日に鳥取市では消防の出初式が行われ、今年1年の抱負を述べました。
12日に鳥取市で開かれたのは、市内の消防組織による出初式です。市の消防局員70人と、消防団員651人が参加し、防災に向けて決意を新たにしていました。
式典では消防局長と消防団長が今年1年の抱負を発表。今年は阪神淡路大震災から30年となる節目の年として、訓練を重ねていつ起こるか分からない災害に備えるよう呼びかけました。
鳥取市消防団長 相良正人さん
「住民の生命、財産を守るべく普段の訓練にしっかりと取り組む」
また、この日は江戸時代に高いところから辺りを見渡して消火活動を助けたことが始まりとされる「はしご登り」を実演。高さ約6mのはしごの上で、消防団員が次々と演技を披露していました。
鳥取市消防団千代水分団 青木俊憲 班長
「自分たち消防団員が(現場に)出ない平穏な日々が続きますことを願って、はしごを登らせてもらいました。本当に何もない、平穏な1年になりますようにというのが私どもの願いです」
去年1年間の鳥取市の火災による死者数は0だったとして、今後も地域を守る要になるようまい進するということです。