26年間の運行を終了 一畑電車5000系5010号・5110号 ラストランに県内外から多くの鉄道ファンが駆け付ける 島根県
宍道湖の青を基調としたカラーリングで長年親しまれてきた一畑電車5000系の5010号と5110号車。京王電鉄から車両を譲り受け、今の形に改造された後、26年間に渡り、多くの県民や観光客の乗せ運行してきました。
しかし、車両は1967年製、老朽化により1月13日に引退することとなりました。ラストランには県内外から多くの鉄道ファンが駆け付けました。
仙台からのファン
「この車両5000系に最後に乗り収めするために、引退というのは寂しいですが、長い間出雲の道もとは京王の道ですから、出雲と京王を結んだ列車として、本当にありがとうお疲れさまという気持ちを伝えられたらと思います」
ラストランに合わせた特別なヘッドマークをつけて引退の花道を飾ります。
神戸からのファン
「途中までめちゃめちゃ雨降ってたんですけど、最後イングリッシュガーデン出てから最後の区間で急に天気よくなって、途中虹も…地元の人も結構見に来てて、たくさんの人に愛されてる列車だと強く感じましたね」
出雲からのファン
「私は通勤で電車を使ってるので。よく乗ってたので最後は寂しいなと思って。子供も電車が好きでよく乗りに来るので。今日は最後ということで見に来ました」
中には、車両そっくりな模型と一緒に列車を写真に収める人も。
島根大学 鉄道研究会 会員
「模型はもともとこの顔(京王)だったんですけど自分で削って顔作って」
「そうですね念願のできてよかったです」
Q:座り心地は?
「ふかふかで気持ちいいです。座席だけでも売ってほしいくらいです」
多くの人に惜しまれながら、引退を迎えた一畑電車のブルーの車体、5010号車と5110号車。14日から順次解体の作業が進められるということです。