島根県安来市の教育委員会が、本来必要な議会の議決を経ずに2400万円余りの支出をしていたことが分かりました。

安来市教育委員会は、今年度使用する教員用の指導書を必要な議会の議決を経ないまま購入していました。購入した指導書は、約900冊で金額は2400万円余りに上ります。本来、2000万円以上の物品の購入には議会の承認が必要ですが、安来市ではこれまで2000万円を超えるケースがなかったため、担当者が必要な手続きを忘れていたということです。

安来市は9月3日、開会した議会に追認を求める議案を提出するとともに「今後は再発防止に向けて適正な事務の執行に努めてまいります」とコメントを発表しています。