日本古来の鉄づくりの技法「たたら製鉄」の操業責任者「村下」として、約40年にわたり活躍した木原明さんが6月22日午後、亡くなりました。88歳でした。

木原さんは、6月22日午後、島根県奥出雲町内の病院で亡くなったということです。山口県宇部市出身の木原さんは、島根県安来市にある旧・日立製作所安来工場、現在のプロテリアル安来工場に入社し鉄づくりに携わってきました。

日本美術刀剣保存協会のたたら製鉄の復活にも関わり、1986年にはたたらの操業責任者村下に認定。約40年にわたり日本古来の鉄づくりの再現を最前線で支えてきました。

たたら操業の一方、奥出雲を中心とした「たたら文化」を伝える活動や、後継者の指導にも力を入れてきました。