”飲酒運転はしない、させない、 許さない” 飲酒の機会が増える年末年始に向けて 飲酒運転を根絶する署名簿を提出 鳥取県日野町
年末年始に向けて酒を飲む機会が増えるこの時期。鳥取県日野町では、地元の団体が飲酒運転を根絶する署名簿を警察に提出しました。
飲酒運転を根絶する署名簿を提出したのは、鳥取県日野町の黒坂地区安全運転運行管理者協議会です。11日は、川上富夫協議会長が「飲酒運転根絶宣言」を行いました。
川上富夫 協議会長
「飲酒運転はしない、させない、 許さない。飲酒運転の根絶をはかることを宣言する」
川上会長は、会員の58事業所の従業員から集めた1368人分の署名簿を黒坂警察署の河村勝幸署長に提出しました。この協議会では、8年前から年末年始を迎えるこの時期に署名簿の提出を行っていて、年々参加する事業所が増えているということです。
黒坂地区安全運転運行管理者協議会 川上富夫 会長
「(署名簿を)出すことによってそれぞれの企業の従業員が、家族を持っていたり、社会に対する迷惑もあると思うので、十分自覚して欲しいと思います」
ところで、3年前の2021年千葉県で小学生の列に飲酒運転のトラックが突っ込み児童5人が死傷する事故がありました。この事故を受けて去年12月からアルコールチェックが義務化されました。
「白ナンバー」の車を5台以上持つ事業所などを対象に業務で車を使う前後にアルコール検知器による飲酒検査が義務付けられています。
黒坂警察署 河村勝幸 署長
「飲んだ次の日、二日酔いの状態で自分では醒めたと思っていても、まだお酒が残っている場合もありますので、それなりに時間を十分とって飲酒運転しないようにしていただきたい」
黒坂警察署では、車だけでなく11月、道路交通法が改正され酒気帯び運転が新たに罰則の対象となった自転車についても飲酒運転防止の徹底に力を入れていくとしています。