2歳の女の子が車の窓ガラスに挟まれて亡くなった事故 悲惨な事故を防ぐために気を付けるべきポイントとは? 不測の事故を防ぐために 正しい知識とルールを今一度確認を
今年5月、東京都で女の子が車の窓ガラスに挟まれて亡くなった事故。悲惨な事故を防ぐために、気を付けるべきポイントを専門家に聞きました。
5月21日、東京都練馬区で2歳の女の子が、母親が運転する車の後部座席の窓に首を挟まれ亡くなりました。事故の原因となったのは電動で窓ガラスが開閉する「パワーウインドウ」。ボタン一つで小さい子どもが簡単に窓を上げ下げできてしまいます。
今回の事故について子どもを持つ親はー。
5歳と3歳の子を持つ男性
「子供は開けれないようにして、自分が閉める時は目視してやるようには気を付けてます」
JAFが行ったパワーウインドウの挟み込む力を測るテストでは、硬いごぼうや大根が簡単に切れてしまい、その力の強さがわかります。
ボタン一つで窓が動き、便利な機能の「パワーウインドウ」。一方で、注意しなければ大きな事故につながる可能性もあります。
事故を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
JAF鳥取支部 為廣光章 推進課長
「運転席以外の窓を作動させないようにロックする機能っていうのが、ウインドウロックというボタンがあります」
重要なのはロック機能の活用。このボタンを押すことで、運転席以外の窓の開け閉めができなくなり、子どもが誤ってボタンに触れた時の対策にもつながります。
さらに、ボタン以外の対策も。
JAF鳥取支部 為廣光章 推進課長
「お子様を安全に守るためにチャイルドシートを使用いたしますので、年齢、体格に合ったものを、正しく使っていただくことが必要かなと考えております」
着用が義務化されているチャイルドシート。使う時には緩みがないよう、子どもの背丈などに合わせベルトをつけることが重要だといいます。
JAF鳥取支部 為廣光章 推進課長
「運転している際にお子様が自由に動き回ると、逆に運転手の方に当たってしまったりとか、何か操作をしてしまって、危ない、危険なケースも出てくると思うんです。そういったことを防ぐためにもしっかりとシートベルト、チャイルドシートの使用をお願いしたいと思います」
不測の事故を防ぐために。正しい知識とルールを今一度確認することが大切です。