三内丸山遺跡 発掘調査委員会が調査の進捗状況を報告
今年度2回目となる三内丸山遺跡の発掘調査委員会が開かれ調査の進捗状況が報告されました。
委員会では縄文時代中期の状況を明らかにするため、今月ボーリング調査を行い今後は採取した土の年代の特定などを行うことを確認しました。委員たちはこのあとA調査区の土坑墓などを視察しました。一般的な土坑墓は土を掘り、遺体を埋葬する簡素な墓です。この調査区の土坑墓は遺体を安置する穴に板を差し込んだうえで土をかぶせ大きな石を載せるなどほかの調査区にはない特徴があるということです。
★三内丸山遺跡センター保存活用課 加藤渉 文化財保護主査
「今回の調査でお墓ですとか竪穴建物跡が発見されていますが、それぞれ三内丸山遺跡の集落についてどういった時期にどういったものがどういった場所にあるのかというところを解明していけるように調査を行っていきたい」
今後は土坑墓の時期の特定などが調査されます。