陸奥湾ホタテのことし最初の入札が青森市で行われ、1キロ141円と高値をつけました。品薄感が価格を押し上げたと見られています。

ことし初めての入札で取り引きされたのは陸奥湾周辺の漁協が6月末までに水揚げする予定の半成貝と呼ばれる1年物の養殖ホタテ645トンです。これは去年の一回目の取り引き量1,270トンのおよそ半分です。入札の結果1キロ平均141円で去年と比べて37円安くなりました。1回目の入札としては過去5年間では去年に続く2番目の高値です。去年の高水温や採苗不良の影響によるホタテの品薄感が価格を押し上げたと見られています。

★県漁業協同組合連合会　二木春美会長
「この価格については尻上がりに平年だと上がってくる状況で、みなさんと協力しながらがんばっていきたいと思っています」

ことしの半成貝の水揚げ予想は平年に比べて3万トン少ない2万6,000トンの見込みです。県漁連によりますと品薄感から入札価格は今後も高値で推移していくとみられています。