【特集】おもちゃや絵本、気配りも 子連れでもゆっくり過ごせるカフェ
特集は弘前市にオープンしたカフェです。子どもも大人も夢中になれるおもちゃや絵本があり子連れでもゆっくり過ごせると話題になっています。
ことしの4月に弘前市に新しくオープンした「cafe noi」。白が基調の店内はカウンターやテーブル席の他に小上がり席もあり温かい雰囲気です。このお店を開いたのは弘前市出身の齋藤祥教さん。専門学校で調理師免許を取得したあと2020年からは放課後デイサービスで障がいのある子どもたちの発達支援に携わってきました。そこで感じたのは子どもが外出先で我慢を強いられていることでした。
★青森放送 猪股南アナウンサー
「どうしてカフェをオープンしようと思ったんですか?」
★cafe noi店主 齋藤祥教さん
「1番大きな理由は子どもたち親御さんへの居場所の提供です あれだめだよ、これだめだよというのが多いと思うので、このお店ではないようにしようとしていますので子どもが来て楽しい親が来て楽しい」
お店のコンセプトは「子どもたちも当たり前に楽しめるカフェ」子連れでもゆっくりできるような気配りが店内の至る所に見られます。
★猪股南
「小さなお子さまを連れていてもおむつ交換台がありますので安心して過ごせます」
ほかにもお布団セットや子どもたちが食べやすいようにカトラリーや麺の長さ、スープの温度も希望に応じて提供しています。そしてお店の中でひときわ目を引くのが「おもちゃコーナー」。手の感覚を育むおもちゃを齋藤さんが厳選しました。
★齋藤祥教さん
「前の仕事の経験が生かされてるなと自分でも感じてますし、主に子どもの成長は皮膚から入っていくのが最初なのでそこは大事にしながら」
普段なかなか目にしないこちらのおもちゃは手や指の感覚の向上に役立つそう…
★齋藤祥教さん
「ポンポンをつかんでいるときの指の動きも箸の持ち方に影響が出てくる やれることが増えると楽しくなるというのも大事ですので遊びを通して自分らしさを見つけてほしいなと思います」
子どもも大人も夢中になれるおもちゃで待ち時間も楽しく過ごせます。そんなcafe noiでは国産食材だけを使用し、味付けもシンプルにした身体優しい食事を提供しています。店自慢の角煮は十和田ガーリックポークを使い5時間以上煮込んで丁寧に作っています。その角煮がメインの1番人気「和風セット」をいただきました。
★猪股南
「角煮もごろっと大きいですしその他の食材もとってもおいしそう」
「お肉にあまじょっぱいタレが染みこんでいてとってもおいしいです 歯ごたえもありますので満足感もあります どの食材もやさしいお味なので身体にしみわたるのを感じます」
この日もお昼頃になると次々とお客さんが訪れ店内はにぎわっていました。8か月の赤ちゃんをつれたこちらの家族もおもちゃで一緒に遊びながらゆったりした時間を過ごしていました。大人たちが食事中も赤ちゃんはおもちゃ遊びに夢中!
★2回目の来店客
「すごく子ども連れに優しい雰囲気で来やすいです」「ご飯食べてる間、どうしても子ども一緒だと飽きて動き回ってちょっとって言ってしまうことが多いのでそうならないのがやっぱり1番いいですね」
「すごく慣れて我が家のように遊んでおります」
★齋藤祥教さん
「子どもが楽しかったとか普段食べられない野菜とかもきょう食べられたんですよと聞かれるので、これからどんどんお子さんたちが来てくれてどんどんおもちゃ使って成長してくれれば」
子育て世代がほっとできる憩いの場にはこれからも子どものにぎやかな声が響きわたります。