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【特集】小さいできたを自信につなげて「子供ロケット教室」深浦町

2024年8月26日 17:15
【特集】小さいできたを自信につなげて「子供ロケット教室」深浦町

子どもたちがロケットを作る体験教室がきのう深浦町で開かれました。自分たちで作ったロケットを空に飛ばし勇気やチャレンジ精神を育みました。

打ち上げられた小型のロケット。作ったのは子どもたちです。
夏休み最終日のきのう、深浦町で開かれた「子供ロケット教室」には園児や小学生15人が参加しました。講師を務めるのはロケット製造を行い全国各地でロケット教室を開いている植松電機の公認パートナー山田宏美さんです。

★講師 山田宏美さん
「きょう作るロケットは宇宙でも使えるロケットです」

ロケットは紙とプラスチックでできた特製キットを使います。打ち上げは火薬を使った噴射が動力で本物のロケットと同じ構造になっています。
今回の教室を主催したのは町内でスポーツなどを通して地域貢献活動を行う「総合型地域スポーツクラブJoySpo!ふかうら」です。

★JoySpo!ふかうら 平沢一臣会長
「このロケット作りを体験しながら諦めないことチャレンジすること そしてそこからいろんなことを学びとることを子どもたちに体験してもらいたくて今回の運びとなりました」

説明書を読み込みながら自分たちの力で組み立てていく子どもたち。難しい作業もお互いに協力しながら作業を進めていきます。
完成したロケットにマーカーを使ってそれぞれ好きなデザインをして自分だけのロケットにしていきます。
子どもたちは完成した自分だけのオリジナルロケットに大満足です。
午後の打ち上げを前に十和田市からやってきた移動型のこども食堂バスで昼ご飯です。県内各地に出張している十和田こども食堂は今回のイベントに賛同しやってきました。

★十和田こども食堂実行委員会 水尻和幸代表
「子どもたちにピザを喜んで食べていただいてとてもうれしいです 青森県内はこども食堂の普及率が低いので小さい市町村でも子供を支援する団体が増えるようにと活動しています」

子どもたちは保護者といっしょに深浦町にはないこども食堂を初体験。夏休みの思い出のひとつとなりました。
そしていよいよロケットの打ち上げです。ロケットに火薬を入れ準備完了。時速はなんと200キロ、煙を上げ一気に上空40メートルに達しました。パラシュートを開いて落ちてきたロケットのキャッチにも挑戦。
子どもたちには笑顔があふれていました。

★参加した子ども
「楽しかったです」
「すごくかっこよかったです」
「とるのが楽しかったです」
「作れると思わなかったけど作れたからすごいなと思った」

★山田宏美さん
「飛んだ時の『わあっ』という気持ち、キャッチできたという笑顔がすごくすてきだったなと思います 何かしたいと思ったときに『どうせ無理』じゃなくてスモールステップでひとつずつ『小さいできた』をいっぱい積み重ねていって自分の自信につなげていってほしいなと思っています」

自分たちの力でロケットを作り、打ち上げた体験は子どもたちの大切な夏の思い出と共に夢へ向かう力を身につける小さくも大きな一歩となりました。

最終更新日:2024年8月26日 19:22

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