トラバサミによる虐待か 「地域猫」の被害相次ぐ
十和田市の住宅街で猫がケガをする被害が相次いでいます。法律で原則禁止されているトラバサミによる被害とみられ警察が捜査しています。
猫のケガが相次いでいるのは十和田市の元町西地区です。
猫を保護した住民によりますと、ことし2月狩猟用のワナのひとつ「トラバサミ」に足を挟まれたメスの猫が見つかりました。猫は左前足の切断を余儀なくされました。
トラバサミはワナに触れると金属製の歯がついた板に挟まれる仕組みで、鳥獣保護法で原則使用が禁止されています。今回見つかったものには、さらに5センチほどのくぎを仕込む細工がされていました。
被害を受けた猫は住民で作るグループが協力して管理し不妊や去勢手術が施されている「地域猫」です。元町西地区には十数匹がいるとみらます。
ほかにも先月までにけがをした2匹が見つかっていて、同様の被害とみられています。
★猫の保護活動をしている 木村 侑香さん
「猫がケガをしているのを見て本当に猫好きなチームとしてはすごく悲しいです ショックでした 猫だけじゃなくて人に対するそういうのも怖い危ないなってすごく思うのでできることならなくしたいです」
十和田警察署が動物愛護法と鳥獣保護法違反の疑いがある動物虐待事件の可能性があるとして捜査しています。