本州最北端で異国情緒…5年ぶりの天妃様行列に本場・台湾からも 海の日の大漁祈願祭 大間町
大間町で海の日恒例の大漁祈願祭と5年ぶりの天妃様行列が行われました。ことしは天妃様の里帰りをきっかけに台湾からも大勢の人が訪れました。
大間町中心部の稲荷神社を出発した大漁祈願の神楽。
お囃子を響かせながら町内を練り歩き漁港へと向かいます。
そして神楽を漁船に乗せて大漁旗をなびかせながら沖へと向かいます。
沖合につくと船を近づけて海の中にお守りを沈める「お札入れ」が行われました。
そしてコロナ禍で中止され5年ぶりとなる天妃様行列の運行です。
「媽祖」とも呼ばれ台湾で信仰されている海の守り神天妃様が町にまつられてから300年の節目となる1996年に始まった地域の繁栄を願う行事です。
龍踊りや異国情緒あふれる人形が町を練り歩き爆竹の音が響きます。
★初めて見た人
「どういうお祭りかなと興味津々で来ました」「異国情緒というかそんな感じで見ていました」
ことしは総本山「北港朝天宮」に天妃様を里帰りさせたことがきっかけで台湾からもおよそ40人が参加しました。
きのうは本場の「荘儀團」が大間の人形を修復していました。
★荘儀團 蔡煌輝 理事長「日本の大間に来て将軍と「媽祖様」がまつられている風景を見てすごく感激、感謝」
行列を盛り上げようと地元の高校生たちも頑張りました。
台湾の「ルーローハン」にちなんだ「ルーローパン」などをシェアキッチンで販売しました。
★食べた人
「おいしいものも食べられてお祭り騒ぎで(来て)良かったです」
★北港朝天宮 蘇健榮 副董事長
「天妃様は台湾のみんなにとっておかあさんのよう そうするとこれからもっと台湾の人『おかあさん青森にも大間にもいてこれからも会いに行きましょう』 そうすると台湾の人はここに来てここの土地で生活しているみんなのこれからの幸せの生活を起こすようにお祈りします」
天妃様が結んだ大間町と台湾の絆。今後も交流が深まりそうです。