青森労働基準監督署は労働災害の報告を提出していなかったなどとして青森市に本社を置く林業の業者と建設業者などを労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検された林業の業者は青森市に本社を置く川越林業と取締役社長です。去年3月4日青森市の工事現場で木の枝の束をダンプカーの荷台の上で積み込み作業をしていた従業員が落下し腰の骨を折る大けがをしました。休業する労働災害でしたが去年12月3日まで青森労働基準監督署の署長に報告していませんでした。また去年7月3日監督署の立ち入りに対し虚偽の陳述をした労働安全衛生法違反の疑いが持たれています。また書類送検された建設業者は青森市に本社を置く田代工業と代表取締役です。おととし10月28日青森市の工事現場でチェーンソーで伐採作業をしていた従業員が自分で伐採した木にぶつかり首の骨を折る大けがをしました。しかし去年11月14日まで1年近く労働災害を報告しておらず労働安全衛生法違反の疑いが持たれています。