瀬戸内市ゆかりの名宝を紹介 備前長船刀剣博物館で特別展
岡山県瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で、国の重要文化財に指定される鎧など、市ゆかりの名宝を紹介した特別展示が行われています。
威糸を用いた重厚感のある「色々威甲冑(いろいろおどしかっちゅう」、国の指定重要文化財です。平安時代の武将、佐々木盛綱が着用し、瀬戸内市の神社に奉納された名品と、江戸時代の老中、松平定信が図録で紹介しました。
瀬戸内市の備前刀剣博物館では、市ゆかりの重要文化財の刀剣や武具など38作品が展示されています。
今からおよそ600年以上前の南北朝時代に作られたとされる「藍韋威肩白腹巻(あいかわおどしかたしろはらまき)」。足利尊氏が戦勝祈願のため瀬戸内市の寺院に奉納したと伝わる大鎧で、刀剣博物館では初めて展示されました。
特別展は作品を入れ替えながら9月23日まで開かれ、8月24日から始まる後期では国宝の太刀「山鳥毛(さんちょうもう)」も展示されます。