水没する車から友人を救助 男性に感謝状
先月(11月)、香川県観音寺市で発生したひき逃げ事件(住所不定無職の男を翌日逮捕)で、川に転落し水没する車の運転席から友人を救助したとして、助手席の男性に感謝状が贈られました。
表彰を受けたのは、高松市木太町に住む会社員、宮本裕貴さん27歳です。観音寺市の佐伯明浩市長と観音寺警察署の池見智幸署長から感謝状が贈られました。
先月、新車が納車したばかりの友人と、車のお祓いに出かけた宮本さん。観音寺市内の交差点で、横から走ってきた車に衝突され、はずみで5メートル下の川に転落。台風から変わった低気圧の影響などもあり、川は増水していました。
水が迫る中、助手席の窓を蹴破って車から脱出。運転席で意識を失っていた友人を助けるため、再び川に潜って車の外に引っ張り出し、心臓マッサージを行いました。友人は肺炎で入院しましたが、その後、無事に退院。宮本さんも命に別状はありませんでした。
九死に一生。宮本さんの冷静な判断と勇気ある行動が親友の命を救いました。
最終更新日:2024年12月12日 18:46