×

【解説】通常国会から都議選・参院選へ…“野党連携”含め今夏にかけ国政展望は?国民・榛葉幹事長に聞く(静岡)

2025年1月16日 21:24
【解説】通常国会から都議選・参院選へ…“野党連携”含め今夏にかけ国政展望は?国民・榛葉幹事長に聞く(静岡)

(スタジオ解説)
(伊藤 薫平 キャスター)
通常国会は、会期の延長がなければ6月22日までで、その後には、東京都議選、さらに参議院選挙が続きます。この2つの選挙が重なるのは12年に一度、日程が近いことから都議選の結果が参院選に向けて、ひとつ参考になるととることもできるという状況です。

(津川 祥吾 アンカー)
青山さん、そういったなかで、ひとつ選挙の前で注目されるのが「野党連携」というところになるかと思いますが、永田町では、今、どんな形でしょうか?

(政治ジャーナリスト・元日本テレビ官邸キャップ 青山 和弘さん)
やはり、参議院選挙はですね、帰すうを決するのがですね31ある1人区の行方なんです。1人区で(議席を)野党が取るのか、与党が取るのかというところ。そんな中でやはり野党が候補者を一本化した方が有利だろう…というのが一般論として言えるのです。ただ、今、国民民主党が、なんと立憲民主党より支持率が高いという状況になってきた。そんな中でやはり榛葉さんたちが…国民民主党は…もう立憲民主党と闘ってまで…自民党を追い落とすまで、3人目の候補者までどんどん立てていくのだという方針なのか、やはり自民党に勝つために一本化という方向で、なんとなく…でもいいから行くのか、ここがものすごく参議院選挙の結果に大きく影響するのです。今、榛葉さん、やはり立憲民主党より支持率が高いのだから「強気で行こう」というい方向に傾いてきているのか、その辺りはどうなのでしょうか?

(国民民主党 榛葉 賀津也 幹事長・参院静岡選挙区選出)
まず、自民党を倒すためにわれわれ選挙をやりません。「政策実現」のためにやるので。われわれの政策とより近いところとは連携しますが。あの、少し残念なのはですね、野田さんが最近「103万円の壁」の引き上げに否定的なことをおっしゃっているのです。これは減税…野田さんというのは減税に反対なんですよ。この根本的なところが合わないと…これ国民もよくみていると思いますよ。

(政治ジャーナリスト・元日本テレビ官邸キャップ 青山 和弘さん)
そうですね、やはり財源論は相当言いますよね、野田さんは。

(国民民主党 榛葉 賀津也 幹事長・参院静岡選挙区選出)
そこは、やはり取りすぎた税金は国民に返す。そして、エネルギーや憲法や安全保障。こういった国家の基本理念ですね、それを共有できないと…自民党を倒すために、全然主義主張の違う人に協力して、その人が当選しても、結局われわれの政策実現の邪魔になるわけですから、それ本末転倒ですね。だから、自民党をやっつけるとか、そういう小さな政治ではなくて、今、国民が求めている政策をどう実現するのか…そういう仲間を増やす選挙をしたいと思います。

(政治ジャーナリスト・元日本テレビ官邸キャップ 青山 和弘さん)
よく分かりました。

(徳増 ないる キャスター)
さて、ここで気になる動きがひとつありますが、伊藤さん。

(伊藤 薫平 キャスター)
選挙というくくりで次にお伝えしていきますが、2024年の東京都知事選で2位の得票となった石丸伸二さんが、1月15日、2025年夏の東京都議選に向けた地域政党「再生の道」の立ち上げを発表しました。会見では国民民主党との連携ついて「これから玉木さんに相談したい」と話しました。榛葉さんは、今、ニヤリとしましたが、これに対し、玉木さんは15日、「全体像が見えてくるまで見定めたいというのが率直な思い」と話しています。この連携があるのかも注目されています。

(津川 祥吾 アンカー)
榛葉さん、これは15日のニュースですが、いわゆる“石丸新党”をどのように評価されますか?

(国民民主党 榛葉 賀津也 幹事長)
まあ、ちょっと政策が見えないのでね…。ただ、新しい、こういう動きが出るというのはとてもいいことで、わくわくしますし、きょう(16日)は安野(貴博)さんが、AIプロジェクト「デジタル民主主義」という、こういう、いろいろな新しい政治家やアイデアが出るというのはすばらしいので、どんどん政治を動かしていきたいと思います。

最終更新日:2025年1月16日 21:24