２６日夜、無罪が言い渡された袴田巌さんの再審判決で、袴田さんに代わり出廷していた姉のひで子さんが帰宅後、袴田さんに無罪を伝えました。

２６日、静岡地裁で開かれた袴田巌さんの再審=やりなおし裁判で裁判所は犯行着衣とされていた「５点の衣類」など３つの捜査機関の証拠のねつ造を認定し袴田さんに無罪を言い渡しました。

出廷を免除された袴田さんに代わりに出廷していた姉のひで子さんは２６日夜、帰宅後に袴田さんに「無罪」を報告しました。

（姉・ひで子さん）
「再審開始になったの、それで無罪判決が出た。あんたが勝った。あんたの言う通りになった」

判決を受け、県警は刑事企画課長が「コメントは差し控える」と発表。静岡地検は次席検事が「判決内容を精査し適切に対処したい」と話し「控訴するかどうかは上級庁と協議したい」と明言を避けました。