【園児置き去り死亡事件】園関係者が遺族宅を訪問 面会後の理事長「入園希望者がいれば、廃園できない」
牧之原市の認定こども園で園児が通園バスに置き去りにされ死亡した事件から2年が経ち、8日、園の関係者らが遺族のもとを訪ねました。
この事件は、おととし9月、牧之原市の川崎幼稚園で、当時3歳の河本千奈ちゃんが通園バスに置き去りにされ、重度の熱中症で死亡したものです。
8日、園を運営する榛原学園の理事長や元・クラス担任など、5人が遺族のもとを訪れました。
面会を終えた理事長によりますと、千奈ちゃんの遺留品を見ながら園での生活を振り返ったということです。
千奈ちゃんの父親は「恨む気持ちは消えない」と川崎幼稚園の廃園を強く求めていますが、理事長は、園を継続する考えです。
(榛原学園 増田多朗 理事長)
「ご遺族のお気持ちは十分承知していますが、入園を希望される方がいる以上は、それ(廃園)はできないという気持ちに変わりありません」
この事件を巡っては、幼稚園の元園長に禁錮1年4か月の実刑、元クラス担任に有罪判決が確定しています。