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過去最多「熱中症警戒アラート」発表となったお盆休み真っただ中…行楽地は“ひんやりスポット”が人気(静岡)

2024年8月14日 17:29
過去最多「熱中症警戒アラート」発表となったお盆休み真っただ中…行楽地は“ひんやりスポット”が人気(静岡)

静岡県内には、14日、過去最多を更新する、2024年32回目の「熱中症警戒アラート」が発表されましたが、そんな厳しい暑さが続く中、お盆休み真っただ中の県内の行楽地では、“ひんやりスポット”が人気を集めているようです。

14日も真夏日となった静岡市駿河区の「日本平動物園」では、この暑さに動物たちもぐったり…。

(来園者)
「トラやハイエナが暑く日はぐったりしているところがかわいかった」

その一方で、水遊びが大好きなシロクマは、楽しそうに泳ぐ姿がとても気持ちよさそうです。

(来園者)
「(シロクマ)が涼しそうに泳いでいてとってもいいです」

お盆休みでひときわ人気なのが、大井川鉄道のトーマス号。ホームにはたくさんの子どもたちの笑顔が。

(観光客)
「楽しみ。笑ってる顔」

しかし、この笑顔の裏には知られざるスタッフの姿が。トーマス号は石炭を燃やして走るため、この時期の運行は、過酷を極めます。

(大井川鉄道 萩原 信義 機関士)
「暑いと60度くらいですかね。汗止まらないですね」「暑くて帰ってからも体が火照っちゃいます」

汗だくになりながらも準備には手を抜きません。

(大井川鉄道 萩原 信義 機関士)
「太陽の直射日光とボイラーの熱で、上から下から両方暑い」「汚いトーマスだと、子どもさんもがっかりしちゃうので、できるだけきれいな状態で走れるように頑張ります」

冷房のないトーマス号では、乗客にサービスで保冷剤を配布。暑さに負けず準備を行ったスタッフのおかげで、220人の笑顔のお客さんを乗せて、トーマス号は新金谷駅を出発して行きました。

この暑さの中でも、お客さんに来てもらおうと“ひんやりイベント”を企画する観光施設も。

浜松市にある「浜名湖パルパル」では、特設ステージで海賊団がお客さんに水をかけまくる、暑い夏にぴったりの「ずぶ濡れイベント」を開催中。

(参加者)
Q.ぬれる服装で来ましたか?
「そうではない」「子どもたちが行ったので、一緒に行った」
「楽しかった」「楽しかった」

富士宮市の「白糸の滝」には「自然の涼しさ」を求めてやってくる人の姿が。高さ20m、幅150mもある滝は、冷た~い「富士山の雪解け水」。滝の近くでは、その水がミスト状に飛び交い、周りの気温を一気に下げてくれます。

(静岡から来た人)
「涼めるところを探していたらここにたどり着きました」「体感は最高です」

(袋井から来た人)
Q.水どうだった?
「気持ちかった」「すごいひんやりして冷たかった」

伊豆市の修善寺温泉にも、午前中から多くの観光客の姿が。

(埼玉から来た人)
「日中は日傘がないと暑いなと実感した」「暑いですね」

そんな中、たくさんの人が集まるスポットが。

(坂井 太一 記者)
「この暑い中、足湯でしょうか…人がたくさんいますね」

(横浜から来た人)
「冷たくて珍しいなと思って、清涼感と景色もすごく良くて気持ちいです」

実はこれ「足湯」…ではなく「足水」なんです。通常は熱い温泉が入っていますが、 この時期は観光客に涼んでもらおうと、2023年から夏限定で始まりました。水だけでなく、しっかり温泉も入っているということで、25℃前後に調整しているそうです。

(足水客)
「足湯は入りたくない、水があってよかった」「動けなくなった涼しくて」

この「足水」は9月1日まで行われています。

そして、修善寺の、もう一つの人気スポット「修善寺虹の郷」で人気なのは、この「ウォーターパーク」。

(来園者)
「楽しい」

この場所が、午後1時15分になると…。

(場内アナウンス)
「3・2・1 スタート!」

子どもたちが水鉄砲で悪者を倒すイベントがスタート。そして、悪者を倒したご褒美に子どもたちには泡のプレゼントが。

(参加者)
「モコモコ ふわふわしてる」

(参加者)
「楽しかった、泡が山になって顔につきそうになって楽しい」

この「泡パーティー」、夏の土日、祝日に開催していますが、お盆シーズンは毎日開催。さらに、14日と15日は「大泡の日」で、泡が量が通常の2倍だということです。