【安倍派パーティー券めぐる事件】塩谷座長にも任意の事情聴取…“派閥からの指示暴露”のアノ議員の年の瀬は(静岡県)
2023年末、日本の政界に激震を走らせている自民党の派閥のパーティー券をめぐる事件。12月19日、東京地検特捜部は、安倍派と二階派の事務所を政治資金規正法違反の疑いで家宅捜索。24日には、比例東海ブロック選出で安倍派の塩谷立座長にも任意で事情聴取したことが分かっています。
組織ぐるみでの関与も疑われていますが、安倍派議員の中で、真っ先に派閥からの指示で収支報告書へ記載しなかったことを暴露したのは…
( 宮沢 博行 議員)
「派閥からかつて収支報告書に記載しなくていいという指示があった。はっきり申し上げます、3年間で140万円。しゃべるな、しゃべるな、これですよ」
比例東海ブロック選出で静岡3区の宮沢博行議員は、防衛副大臣を事実上、更迭され、現在は、地元でおわび行脚におわれています。
28日 朝、静岡・磐田市の事務所を訪ねると…
( 宮沢 博行 議員)
Qきょうの予定は?
「おわびと挨拶回り、ご説明です。派閥の方からは特に連絡はございません」
そんな宮沢議員に、2023年を漢字一文字で表してもらいました。
( 宮沢 博行 議員)
「これは“魂”を書きました。ことし一年練習してきた字なんですよ、海上自衛隊の船に差し上げようと練習してきました。考えてみたら、私の今回の発言も、とにかく国民の皆さんから頂いた付託に応えるための“魂”だったのかなと思いまして…」
東京地検特捜部は、安倍派幹部に続き、議員側への強制捜査に乗り出しています。捜査はどこまで進むのか、政治への信頼回復には時間がかかりそうです 。