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浜松市に計画の新野球場 県が球場の構造や規模を「2年程度」で決定したい考えを示す(静岡)

2025年3月7日 17:56
浜松市に計画の新野球場 県が球場の構造や規模を「2年程度」で決定したい考えを示す(静岡)

県が浜松市に建設予定の新野球場について、6日、県の担当者は、球場の構造や規模を「2年程度」で決定したい考えを示しました。この発言について浜松市長の反応は?

県が浜松市中央区の篠原地区に建設を計画している新野球場をめぐり、6日の県議会建設委員会では、議論が進まないことについて自民党の県議が県の担当者に詰め寄りました。

(竹内県議)
「これだけの大型プロジェクト、少なくとも何年以内、来年、来期中とか、希望は事業主体の部長として言うべき」、
(森本 交通基盤部長)
「希望としては‟2年ぐらい”・・・」

森本交通基盤部長は、球場の規模や構造を「個人的な希望」としたうえで、「2年程度」で絞り込みたいと述べました。

(森本哲生 交通基盤部長)
「民間の方からしっかりと意見を聞かなければならないので、丁寧に進めると言いながらもスピード感を持ちたいということで、“2年で”という気持ちを伝えた。」

県は2024年7月に基本計画を策定し、規模や構造が異なる3つの案を示しています。1万3000人規模と2万2000人規模の「屋外型」2万2000人規模の「ドーム型」の3案です。

県と浜松市は協議会を設置し、1月に初会合を開きましたが、結論を出す時期などはこれまで示されていませんでした。

6日、県の担当部長が「2年程度」で球場案を絞り込みたいと発言したことについて、浜松市の中野市長は・・・

(浜松市 中野市長)
「具体的に我々が直接聞いたわけではない。まずは県に最近示されたデータも含めて状況を確認しないといけないと考えている。」

また県議会では、民間のコンサルタント業者が行った「需要調査」の公開の仕方が問題視されています。報告書には、ドーム型の建設費が県の基本計画に記載された額より80億円多い「450億円」と試算されていました。このことについても中野市長は明言を避けました。

(中野市長)
「我々が直接聞いているものではないので、どういった調査をされて、そのような結論が出ているのかも含めて、至急県に確認を取りたいと思う。その上でそういった数字が出ていることについての評価などは考えていきたい」

新野球場の計画は、今後どのようにまとまるのでしょうか〆

最終更新日:2025年3月7日 17:56