【静岡伝統の技】「手揉み製茶」が国登録無形文化財に…唯一継承団体として静岡市「手もみ製茶技術保存会」も認定
伝統的な茶の製法である「手揉み製茶」が、きょう国の登録無形文化財に登録されました。
「手揉み製茶」は、煎茶や玉露などの茶を手作業で作り上げる伝統的な技です。文化庁の調査で、歴史上の意義とその芸術的な美しさが評価され、今回の登録となりました。
17世紀に中国から伝わったのち改良され、大正時代に確立した製法で、焙炉(ほいろ)と呼ばれる炉の上に和紙を張った道具を使い、熱を加えながら様々な手使いで茶葉に圧力をかけて水分を取り除き、形状を整えていきます。茶の先端が針のように細くなっているものが優れているとされています。
登録にあわせて、この技を継承する全国唯一の団体として静岡市の「手もみ製茶技術保存会」が認定されました。