24日、全国一の暑さとなった静岡市。

（辻本 真生 記者）
「午前11時の静岡市役所前ですが、気温計は37度を示していて息苦しい暑さとなっています」

(70代 男性)
「まだ、あれだね蒸し蒸しするね、 湿度高いからね」

(ウォーキング中の女性)
「一番正午は(日差しが高く)一番暑い時間帯なので、もう少し遅ら せて夕方あたりに来るべきだったなと反省しております。それくらいものすごく暑いです」

静岡市駿河区では午前中から気温が上昇。最高気温38.8を観測しました。夏休みシーズンとあって水辺で涼む子どもの姿も…。

（5歳お男の子）
「ぶくぶくしてるよ！」
Q.きょうどう？
「いい天気になって、ちょっと熱中症になった気がするけど」
Q.暑い？
「結構 暑いよね」
Q.お水はどう？
「結構、涼しいよ！」

県内は多くの地点で35℃を超える猛暑日となり暑い一日となりました。外で仕事をする人には堪える暑さとなりました。焼津市ではマンション建設の部材を車に積み込む作業が行われていましたが…。作業に当たる人の額には大量の汗が…。

（朝比奈運送　辻 拓也さん）
「めちゃめちゃ暑いです」「腕まくりをするとけがをするリ スクもあるので長袖長ズボンで作業しています」

この気温でコンクリートが熱くなるため、やけど防止のため長袖・長ズボンの着用が必須だといいます。1時間に1回休憩を取り、水分・塩分補給を徹底して作業にあたっていました。

そして、この暑さを乗り切ろうとにぎわう場所も…。

浜松市中央区にある明治25年創業の老舗うなぎ料理店です。24日は「土用の丑の日」。連日の暑さをウナギを食べて乗り切ろうと、オープン後わずか10分で店内は満席に…。

（店員）
「うな重の山でございます」
（客）
「おぉ～」「うなぎは1匹は欲しいんですよ」

厨房も大忙しです。

（清水 将光 記者）
「厨房では、普段よりも1時間ほど早く仕込み作業が行われ、ランチ営業中も手を休めることなくウナギが焼かれています」

24日は、店で提供するウナギのほかに、弁当の予約もたくさん入り、通常の平日の2倍となる約80キロ、400～500人分のウナギを仕入れたほか、スタッフも増員して対応したということです。

（客）
Q.きょうはどちらから？
「愛知県から」「会社の上司からおいしいと聞いて」
Q.味は?
「おいしいですね、柔らかくて食べやすい」「おいしいです。今まで食べた中で一番柔らかい感じ、食べやすくどんどん食べられる」「夏は体調を崩しやすいが、ことしは大丈夫そう」

（客）
Q.きょうはどちらから？
「北海道からです」
Q.静岡の暑さは？
「めちゃくちゃ暑いです。耐えられない。北海道はクーラーいらないです」「（ウナギで）体力回復してくれれば最高です」

（うなぎ藤田　藤田 将徳 代表取締役）
「ウナギは栄養素の高い食べ物になる。食べると元気になる。暑く食欲が減っているときも、ウナギを食べて元気になってほ しい」

そして、この連日の暑さから、新たな取り組みを始めたのが静岡県警です。

コンビニに現れたのは、長袖・長ズボンの白バイ隊員。今までコンビニに立ち寄る際、制服のままだと事件への対応中ではないかと周囲に感じられるため、配慮として上着を着て店内に入っていましたが、県警では、暑さ対策として、7月から制服のままでの飲料の購入を推奨するように、もちろん交番勤務の制服警官も同様です。

（藤枝警察署 地域課　木原 優香 巡査）
「今まではコンビニに立ち寄るの は制服で抵抗があり、自分で家か ら水分を用意して交番に戻って水分補給をしていた」「猛暑なので体調管理につながり、いいと思う」

そして飲み物を購入する際には…。

（警察官）
「今、振り込め詐欺が多いので、ギフト券などを大量購入される高齢の方に、詐欺ではないですか？と呼びかけをお願いします」

立ち寄った先で防犯の呼びかけもセットで行います。制服警官が来ることに店員は…。

（セブンイレブン藤枝水守店　山名 恵津子さん）
「非常に安心できます」「お客さんもびっくりするかとは思うが、警察官も、同じように買ってもらうことで防犯の意味でもけん制されるので、いいと思う」

また、外での活動が多いことから、首元を冷やすネッククーラーのほか、背中に保冷剤を着用するなど様々な暑さ対策をしています。

（藤枝警察署 警務課　日置 裕二 課長）
「警察官が地域住民の安全安心を確保するためには、警察官自らが万全な体調で勤務しなければいけないので、大目に見てもらいたい。立ち寄った際には防犯指導をして、安全安心の輪を広げていきたい」

この暑さ、25日以降も続く見込みです。