山車横転死傷事故を教訓に 広瀬神社の例大祭 安全対策を講じて運行(静岡・伊豆の国市)
去年、伊豆の国市で祭りの山車が横転し14人が死傷する事故がありましたが、ことし2024年は安全対策を講じて、山車の引き回しが行われました。
毎年この時期に行われている広瀬神社の例大祭。11月3日、神社の横には各地区の山車が集まり、午前8時から引き回しが始まりました。
この祭りでは2023年年、田京区の山車が坂道で横転し、当時72歳の男性が亡くなり、13人が重軽傷を負いました。
田京区ではことし、「山車の引き回し」を平坦なルートに変更し、さらに、再発防止策として運行マニュアルを作成していて、‟安全な方向転換や止め方”などマニュアルに沿って運行しました。
(伊豆の国市田京区 小野和彦 区長)
「山車の後ろに制動するためのブレーキ係を配置してロープをとりつけた。事故無く一日楽しくお祭りができることが一番だと思う」
山車の引き回しは午後3時に終了し、全ての地区の山車はトラブルなく運行したということです。