【警報級か】29日未明にかけ県内は局地的に猛烈な雨が降り大雨となる見込み…線状降水帯発生の恐れも(静岡)
前線を伴った低気圧の影響で、静岡県内ではこれから29日 未明にかけて、局地的に猛烈な雨が降り大雨となるところがある見込みです。また、夜にかけて線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。
けさから雨に見舞われた県内。
(佐野 巧 記者)
「午前8時過ぎの静岡駅前です、通勤時間帯ですが風は弱く、時折強い雨が降っています」
断続的に雨が降り続く不安定な天気の中、多くの人が帰りの交通機関への影響を心配していました。
(大学生)
「今から大学に行く、帰りは午後8時ごろ、(帰りが)不安ですが頑張って帰ります」
(名古屋から出張)
「きょうの夜(帰る予定)雨が激しい時間帯で心配している」「風と雨で(電車が)止まったらどうしようかなと心配」
(記者)
Q.「(電車が)止まったら?」
(名古屋から出張)
「どっか泊まります」
気象台によりますと、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、県内は大気の状態が不安定に、29日 午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで180ミリ。このあと夜にかけて線状降水帯が発生して局地的にさらに降水量が増え、災害発生の危険度が急激に高まる可能性があるということです。
雨の影響でJR静岡駅にある商業施設「パルシェ」は閉店時刻を午後6時に繰り上げたほか、新静岡セノバも一部の店舗を除いて午後4時までの営業時間に急きょ変更していました。
雨の影響は学校にも…。
(清水 将光 記者)
「森町の小学校では大雨に備え、午後の授業をカットして早めに下校することを決めました」
森町の小学校では雨に備えて午後の授業を取りやめに、子どもを迎えに来る保護者の姿もありました。
(保護者)
「(仕事は)急きょ半日で終わらせてもらって」「とにかくずっと学校か保育園とかの連絡はチェックしている」「学校は前もって連絡をくれるのでそれに対応して動けるように構えている」
一方、浜松市では…。
(西尾 拓哉 記者)
「浜松駅は雨と風が強くなってきました。あちら地上45階の高層ビルですが、かなり下の階まで霧がかかっているのがわかります」
地上45階、高さ約212メートルの浜松アクトタワーも霧で真っ白に…。時おり、強い雨が降り傘をさして足早に歩く人の姿がみられました。
(大学生)
「大学生です」「いま行ってきて午後から休校になったので帰ってきました」「自転車とか気を付けて乗りたいと思います」
(浜松市民)
「気を付けないといけない。自転車で来ているから、特に気を付けないと。滑るからさ、床が。転ばないように。若い人はいいけれど、年配の人は、こういうところでつまずいて…」
(記者)
Q.「銀色のところとか…」
(浜松市民)
「そうそう」
霧におおわれた浜松アクトタワーについても…。
(浜松市民)
「こんなに見えないのめずらしいね。めずらしい、非常にめずらしい」「きょうは特別ですね」
県内は29日 未明にかけて局地的に猛烈な雨が降る見込みです。気象台は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼び掛けています。