【物価のゲンバ】気になる年末食材…カニ!イクラ!ホタテ!タコ!どうなる?年末年始のお財布考
札幌市北区のスーパーです。
2024年も残り20日。
年末年始に需要が高まる「あの魚介類」も物価高の影響を受けているといいます。
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「ことしはいろいろな物の物価が上がっているが、魚介類も例外なく全体的に少しずつ値段が上がっているような状況。タコも全国的に値上がりの話があるが、北海道の場合は種類がミズダコ。値段もミズダコに関しては3~4年前だともう少し安かったが、それから比べると1.5倍~1.8倍という感じになります」
本州のいわゆる「マダコショック」といわれる価格の急な上昇は、不漁や世界的に需要が高まり相場が上がっていることが理由ですが、北海道の「ミズダコ」は現在の価格が年明けまで続く見込みだということです。
3週間前に取材した際、入荷自体がほとんどなかった「ホタテ」。
当時はー
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「これから(漁が再開されて)噴火湾産が出てきても去年より2倍くらいの値段になる」
とのことでしたが現在はー
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「その時より獲れている地域が増えましたので、少し入ってくるようになりました。まだまだ入荷量的には不安定なものですから、例年の相場からいくと2~3割は高い時期が続いています」
そして、高値が続くのはこちらもー
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「ことし鮭の大不漁でイクラに関しては値段が上がっている形にはなります。去年よりは2~3割近い値上がりのイクラもあると思います。イクラに関しては漁も少ない形になります」
12月に最も需要が増える「カニ」の価格にも変化があるそうです。
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「タラバガニや毛ガニ、ズワイガニもそうだが、一般的なサイズくらいだと(去年と比べて)1割弱の値上がりという形になっています」
カニの価格は徐々に上がっていて、3年前と比べて毛ガニは2割高、タラバガニは3割高と高止まりが続いているといいます。
さらにー
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「(カニ全般的に)数が少ない傾向にことしはある。漁が少なかったので品切れが出てくる可能性があります」
「ホタテ」や「イクラ」は高値続き。
また、「タコ」や「カニ」は品薄となる可能性があるので、年内の購入がオススメだということです。