運転席が後ろ向き?完全自動運転の車 近距離移動の乗り物も 「札幌モビリティショー」開幕
最新技術が搭載された自動車などが集まる「モビリティショー」が、19日から開幕しました。
どんな「未来」を感じることができる「モビリティ」が展示されているのか、取材してきました。
(鷲見記者)「完全自動運転ということで、この車にはある特徴があります。運転席が前ではなく、後ろを向いています」
こちらは最新の自動運転の車です。
完全自動運転モードにすると、もはや「運転手」がいりません!
後部座席と向かい合わせにして会話を楽しむことも可能です。
19日から始まった「札幌モビリティショー2024」です。
風の流れをイメージしたというスタイリッシュなデザインの電気自動車。
CO2を一切出さない水素を使った自動車など、最新技術を駆使した移動手段=モビリティが集まりました。
(来場者)「スポーツカーっぽいのが好きで、実際に見てみると格好いいなと思いました」
新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに札幌で開催された今回のモビリティショー。
前回までは「モーターショー」という名前で開催されていました。
(札幌モビリティショー2024 下橋康博事務局長)「車だけでなく移動手段全般を展示するショーにしたいと思い、モーターショーからモビリティショーに名前を変えました」
会場には自転車のような見た目のEV原付など、生活をより豊かにするモビリティも並びました。
こちらは近距離移動用の乗り物。
動かすために免許などは必要なく、歩道などの走行が可能です。
実際に乗ってみると…
(鷲見記者)「思ったよりもスムーズで思い通りに動かせます」
車いす利用者や免許返納後の高齢者の日常の移動手段になることが期待できます。
(WHILL広報 新免那月さん)「障害があるから、歩けないからではなく、誰でも快適に近距離の移動ができる乗り物を作ろうということで作りました」
また、およそ48万個のレゴを使った実物大の車もありました。
100日かけて作られた車は、中までレゴで再現されていて、大人も子どもも釘付けです。
自動車などを通じで「未来」を感じることができる札幌モビリティショー2024は、21日まで札幌ドームで開催されます。