片言の日本語を話す帰国子女から投資話 4000万円だまし取られる 金融機関の助言に応じず
北海道・釧路警察署は11月26日、60代の男性がSNS型投資詐欺で、4135万円をだまし取られたと発表しました。
男性は2023年3月、出会い系サイトで知り合った片言の日本語を話す帰国子女の投資家を名乗る女から、SNSに誘導され、CO2(二酸化炭素)取り引きへの投資話を持ちかけられました。
男性は教えられたインターネットサイトの相手に約2か月の間に935万円を振り込んだところ、約9000万円の利益が出たとサイトに表示されたため、信じ込んだということです。
このうち1回は金融機関で「大丈夫ですか?」と声をかけられましたが、「知り合いに振り込む」と答えていました。
その後も、保証金や税金の名目で3200万円を振り込みましたが、2024年8月、サイトにアクセスできなくなり詐欺と気づいたということです。
警察は「会ったことがないネット上の人物からの安易なもうけ話は信用しないでほしい」と注意を呼びかけています。