誤った使い方で火事も ストーブ「使い始め」の注意点 古い灯油は使わない!
ストーブを使い始めたという方も多いのではないでしょうか。
石油ストーブの火事で最も多い原因は、誤った使い方や不注意です。
とくに使い始めのいまの季節、どんなことに気をつければよいのでしょうか。
葉の表面に白く霜がついています。
30日朝、北海道稚内市では初霜と初氷を観測しました。
札幌の気象台からも初霜が発表され、続々と冬の便りが届いています。
冷え込みが強まるいまの時期に集中するのが、ストーブによる火事です。
小樽市稲穂の住宅で今月7日に発生した火事では、住人がストーブから出火したと消防に通報しています。
中でも石油ストーブによる火事の原因は、誤った使い方や不注意がおよそ半数を占めています。
久しぶりに使い始めるいまの時期は、とくに注意が必要です。
【ポイント①新しい灯油を使う】
大切なのは、必ず「新しい灯油を使うこと」です。
灯油は劣化するため、去年使っていた古い灯油を使ってしまうと…
大きな火事につながります。
【ポイント②給油口を確実に閉める】
さらに、大切なのは給油口のふたの確認です。
灯油を入れたタンクのふたが緩んでいると…
こぼれた灯油に引火して激しく燃え上がってしまいます。
最近のストーブは、ふたが閉まっているか色や音などで確認できるということです。
また、ストーブから離れた場所でも灯油漏れがないか確認することも重要です。
一歩間違えると大きな火事につながる石油ストーブ。
事故を防ぐために正しい使い方を理解することが大切です。