「水中ドローン」を活用 高校生が橋の状況を調査 大分
大分県大分市では高校生が水の中で動くドローンを活用して橋を点検しました。
ライトが光っていて近未来的なデザインのドローン。
水の中を自由に進み陸上から見られない場所を確認することが出来ます。
これは、大分市の大分工業高校が生徒たちに先端技術について学んでもらおうと大分大学や国土交通省と共同で行ったものです。
24日は土木科の3年生が水中ドローンを活用して市内にある滝尾橋の点検に挑戦。
護岸や橋脚の川の水に漬かっている部分を観察して基礎部分に異常が無いか確認しました。
◆生徒は「とても操作するのが難しかったが、水中ドローンをうまく使うことが出来ればいち早く橋脚の状況などを確認することができてとても便利だと思った」
高校などによりますと橋や上下水道などの目に見えない部分の点検は安全管理上、非常に重要で、
7月に日田市で発生した三郎丸橋の崩落では陸からは見えなかった橋脚の基礎部分が侵食されたことが原因だと指摘されています。
先端技術を活用して目に見えない部分を可視化することで、橋などの寿命を延ばすことに繋がるということです。