ガソリン価格上昇で家計に打撃 政府の補助金も段階的に縮小でさらに…
年末年始、何かと出費がかさむ中、全国でも高値水準にある県内のガソリン価格。19日から政府の補助金が段階的に縮小され、これまで以上に家計にも影響を与えそうです。
長野市民
「お財布に痛いなって感じはしますね」
長野市民
「厳しいやね。いろいろ年末になるとどっか行ったり使う用途があるのに」
長野市民
「高いけどどうしようもないですよね。車は必需品だから」
聞こえてくるのは嘆きの声ばかり。ガソリン価格の高騰に対応する政府の補助金があさってから段階的に縮小されるためです。
原油価格は、ロシアによるウクライナ侵攻や円安の影響で上昇。レギュラーガソリンの価格は、この1年間、グラフの赤い線で推移してきましたが、補助金で押し下げられ175円ほどで推移してきました。ところが、政府の補助金が減ることでガソリン価格は上昇する見通しです。
全国平均よりも10円ほど高く高値水準にある県内ではその影響が懸念されています。
小椿希美アナウンサー
「こちらのガソリンスタンドでは補助金の減額に向けて利用者に早めの満タンや給油を呼び掛けています」
長野市内のガソリンスタンドです。17日、レギュラーガソリンの店頭価格は186円と表示されていました。補助金が「5円」減額されることを受け、ガソリン価格も19日から補助金と同じ「5円」値上げすることを決めています。
長野市民
「もうちょっと高くって、満タンに入れる時はいろんなクーポンを駆使して」
長野市民
「あんまりガソリンを使わないようにしていますよ。あんまりどこか行くにも(車の使用は)少なくなりましたね。遠出はなくなりました」
ガソリンスタンドでも値上がりで客が離れないよう、対策に乗り出しています。
本久セルフSS玉木勇さん
「クーポンとかアプリとかをご利用いただいてなるべくお安くご提供したいと思っています」
ガソリン価格の推移を改めて見ていきます。19日から政府の補助金が段階的に縮小され、さらに年明け1月16日からも減らされます。これにより来年2月中には、全国平均で185円程度、今より10円ほど高くなる見通しです。
長野県はここから10円ほど高いので200円近くになってしまう、、ということですよね…。
石油情報センターによりますとしばらくはプラス10円程度、全国平均で185円ほどで推移していく予想です。円高が進んだり原油価格が下がったりすれば、価格が下がる可能性もあるということですがしばらくは我慢が続きそうです。