中3男女殺傷事件 犯行時間は十数秒 福岡・北九州市
福岡・北九州市のファストフード店で、中学生の男女2人が男に刺され、女子生徒が死亡した事件で、犯行時間が十数秒だったことが捜査関係者への取材で分かりました。
この事件は14日の夜、北九州市小倉南区のマクドナルドの店内で、中学3年の男女2人が男に刃物のようなもので刺され、腹部を刺された中島咲彩さんが死亡したものです。
その後の捜査関係者への取材で、店内の防犯カメラの詳しい解析などから男が入店して2人を刺し、逃走するまでの時間が十数秒だったことが分かりました。
腰を刺され入院中の男子生徒は「全く知らない人に刺された」と話していて、警察は“通り魔的な犯行”との見方を強めています。
今も逃走中の男は40歳くらいで、身長170センチくらいの中肉、逃走時は黄色っぽいサンダルのようなものを履いていました。警察は男の行方を追っています。
また、警察は、18日の夜からパトロールを行う警察官をさらに増員しました。
現場付近だけでなく、小倉駅や周辺の繁華街、モノレール車内なども警戒を強め、市民の見守りや不審人物の発見に努めるとしています。