夏山シーズン 消防防災ヘリコプターと連携 本格的な救助訓練 山岳遭難は去年と比べ33件増
夏山シーズンで山岳遭難が増えるこの時期に長野市消防局は20日、市内の山で県の消防防災ヘリコプターと連携した本格的な救助訓練を行いました。
長野市中央消防署水﨑厚史 署長補佐
「携帯だけをあてにしてたら電池だったり天候に左右されて雨の時使えないから地形図しっかり読んで」
隊員「はい」
隊員「登り出して今少し開けてるこの位置ですね」
長野市平柴の旭山で行われた長野市消防局山岳救助強化隊員による訓練。旭山の山頂に向かう道中も訓練の一環です。山頂では…。
県の消防防災ヘリコプター「アルプス」と連携した山岳救助の訓練が行われました。参加した隊員19人は遭難者を安全に消防防災ヘリに収容できるよう手順を確認していました。
今年、県内の山岳遭難は18日までに234件発生していて、去年の同じ時期と比べて33件増えています。
長野市消防局警防課畑 大悟 課長補佐
「(この時期は)熱中症の対策をすると同時に防寒対策もしっかり夏であってもしていただいて山に入っていただくのがいいかと思います」
これからの時期はきのこ採りなどで山に入る機会が増えることから、市では、軽装備や単独での入山をしないよう注意を呼び掛けています。