初動での襲撃を想定 警察官が傷つけられる事態をなくすために研修会
あらゆる事態に備えます。
事件などの初動対応に当たる警察官が傷つけられる事態をなくそうと、29日、長野市で研修会が開かれました。
研修会に臨んだのは県警の自動車警ら隊の隊員と警察署の地域警察官およそ40人です。
この研修会は事件などの初動対応に当たる警察官が傷つけられる事態をなくすため去年から開かれています。
「盾を持ったまま、ただぶつかるのではなくて盾持っている人だって攻撃していい。立ち上げて蹴ってもらったりとか」
訓練では刃物や銃を持った人物が襲ってくることなどあらゆる事態を想定し、隊員との連携や攻撃の対処術などを確認しました。
去年5月には中野市で殺傷事件の通報を受けて駆け付けた警察官2人が襲われ殺害される事件が発生。
最近では関東で強盗致傷事件も多発しています。
県警地域部 櫻井伸一郎地域課長
「断片的な情報しかない中でどこに潜むかわからない危険から自分の身を守りながら県民の安全を守る任務を遂行しなければならない。勤務する地域でも起こりうるということを再認識していただきたい」
研修会は11月も開かれる予定です。