当時中学3年生だった生徒が2年前に自殺 寒河江市「いじめあったが自殺の主因とは断定できない」
寒河江市で2021年12月に、当時中学3年生だった男子生徒が自殺していたことがわかりました。寒河江市は調査委員会を設置し、「学校内でいじめがあったものの、自殺の主な要因となったとまでは断定できない」との調査結果を公表しました。
寒河江市教育委員会によりますと、2021年12月20日夜に寒河江市内の中学3年生の男子生徒が自殺しました。その背景にいじめがあったことが疑われたため、学校が調査したところ、おととし7月から10月までの間、亡くなった男子生徒と、その生徒と交際していた生徒の2人に対して、2人の友人から無視したり、「死ねばいいのに」などと、2人に聞こえる所で話すなどのいじめがあったことを認定しました。
遺族からの要望を受けて寒河江市は22年6月、「詳細調査委員会」を設置してさらに、詳しく調べ、その調査結果が22日、寒河江市のホームページに公開されました。
調査結果では「学校内でいじめがあったものの、自殺の主な要因となったとまでは断定できない」と報告しています。寒河江市は22日午後3時から記者会見を開き、詳しく説明します。