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道路寸断の酒田市北青沢地区 1階が土砂で埋まった住宅も 自衛隊の支援活動に同行

2024年7月29日 18:31
道路寸断の酒田市北青沢地区 1階が土砂で埋まった住宅も 自衛隊の支援活動に同行

大雨で荒瀬川が氾濫し、酒田市の北青沢地区では国道344号が寸断され、車が入れなくなっています。水や食料などの物資を届ける陸上自衛隊の支援活動にYBCの取材班が同行しました。

29日午前6時半過ぎ、自衛隊の車両が酒田市観音寺の八幡タウンセンターを出発しました。車の荷台に水や食料など支援物資を積み込み、車がすれ違えるかどうかの狭い山道を進みます。
支援部隊は40分ほどかけて大沢地区へー。
ここからは道路が寸断されていて20人余りの隊員は総重量およそ200キロの物資をリュックや担架に分けて積み込み、徒歩で集落を目指します。
目的地は電気や水道が止まり電話も通じなくなっている北青沢地区の「家の前集落」にある避難所です。
道路が流されている所もあり、田んぼのあぜ道や土砂の上を足元を確かめながら進みます。
歩くことおよそ25分、自衛隊の支援部隊は集落の避難所となっている青沢克雪管理センターに荷物を届けました。そして、自治会の人が住民に物資を受け渡します。

被災者は「ありがたいですわたしここに来てから67年くらいになりますけど初めてです」
自衛隊の隊員は「被災地支援は自分は初めての経験なんですけど自分たちはどうであれ一番は被災者が大事なのでそういう気持ちで活動した」

北青沢地区の被害は甚大です。

記者リポート「北青沢地区です。上流から押し寄せた大量の土砂が厚く積もりカーブミラーは私の背丈ほどしかありません。あちらの民家は1階の半分ほどの高さまで土砂で埋まっています」

住宅や重機を埋めるほどの土砂は手が付けられない状態で復旧には相当の時間がかかる見込みです。